パソコンのフォント「P」と「S」の違いは?
パソコンのフォントについての第二弾です。
第一弾では、先頭につく「MS」「HG」「AR」「UD」「游」について説明しました。
今回は、その後につく次のアルファベットについて分類します。
「P」と「S」の違い
Microsoftの「MS」やRICOHの「HG」のあとには「P」や「S」が付くものがあります。
<MSの場合>
- MS ゴシック
- MS Pゴシック
<HGの場合>
- HGゴシックM
- HGPゴシックM
- HGSゴシックM
変換してみると長くなったり短くなったり、ちょっと変化がありますね。
HG〇〇〇:等幅フォント
すべての文字の幅が均等。
HGP〇〇〇:プロポーショナルフォント
文字により幅が異なり、詰めて短くなる。
HGS〇〇〇:サブプロポーショナルフォント
全角文字は均等で、半角文字のみがプロポーショナルフォントになる。
文字の中でも「あ」や「は」は幅が広く、「し」や「く」は幅が狭い文字です。
アルファベットでも「H」と「I」では幅が異なります。
このように同じ文章や単語でも表示される長さが異なります。
Excelではセルの中により多くの文字を納められるHGP〇〇が使いやすく、原稿用紙などに印刷する場合は等間隔のHG〇〇が適しています。
最後につく「L」「M」「B」「EB」「UB」ってなに?
「明朝」や「ゴシック」表記の最後についているアルファベットは、文字の太さを表しています。
EL : エクストラライト
L : ライト
R :レギュラー
M/Medium : ミディアム
B : ボールド(太め)
E/EB : エクストラボールド(とても太い)
U/UB : ウルトラボールド(極太)
「ēL」が一番細く、下の「UB」に向かって太くなっていきます。
MよりEの方が太い文字ということですね。
これでフォント見方が分かりました。
文字数に対してのスペースや、読みやすい太さなど、適したフォントを選択しましょう。